イルカ ベスト

イルカ イルカ ベスト歌詞
1.あの頃のぼくは

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

あの頃のぼくは若すぎて
君の気まぐれを許せなかった
そんな君のやさしさは
おとなびていました
机の上に編みかけの
セーター残していったまま
朝から続く雨の日に
泣きながら飛び出していった

君はもう
この古いアルバムの中の
想い出の女として
小さな灰皿の中で燃えてゆくのです
君の長い髪はとても
素敵だったと言いたかった

別れの言葉が夢の中で
こんなにきれいに響いてます
心のほんの片隅で
つぶやいた言葉
たとえば誰かの小説の
ひとつの甘いフレーズとして
ぼくの心の本棚に
しまっておけるものなら

君はもう
二人でいつも買ってた
合挽(あいびき)のコーヒーの
あのほろ苦い味も忘れたことでしょう
今は一人部屋の中で
コーヒー沸かしているんです

君はもう
この古いアルバムの中の
想い出の女として
小さな灰皿の中で燃えてゆくのです
君の長い髪はとても
素敵だったと言いたかった


2.春

作詞:イルカ
作曲:イルカ

春 早く来てね 私の所へ
あの人の所へ とどけてあげたい
どうして なぐさめたらいいの
男の人の心を

春が来てくれたら 私におしえて
あの人の所へ そっと 置いてくるから
一人ぽっちじゃないと
わかってほしい

春 早く来てね 私の所へ
忘れられた小枝の様に 私は待っている
つばさを ひろげて
あの人が飛んで来るから


3.風にのせて

作詞:イルカ
作曲:イルカ

見知らぬ街の
あの少年に、とどけておくれ
この言葉を……。

風にゆれる花を
「きれいね」とあの人は言った。
ぼくは、今まで何も気づかなかった。

風にゆれてる花が
君には、見えますか?
見ようとしなければ、
何も見えはしないのです。

急ぎ足で通り過ぎて
行くなんて、
君にも知ってほしいな、
心のとびらをあけて。

君に聞こえますか?
ぼくのこの声が、
いつまでもうつむいていないで、
顔を上げてごらん。

風にゆれてる花が
そこには見えるはず、
今すぐとどけてあげたいな。
あの人からもらった、ほほえみを、君にも
風にのせて。

とっても悲しいことがあった時、つらい時、
だれでも、他の人からほほえみをもらうものです。
そして自分もほほえむことが出来る様になるのです。
だから今度は君にも、ほほえみをあげたい。


4.なごり雪 ~オリジナルヴァージョン~

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

汽車を待つ君の横で
ぼくは時計を気にしてる
季節はずれの雪が降ってる
「東京で見る雪はこれが最後ね」と
さみしそうに 君がつぶやく
なごり雪も 降る時を知り
ふざけすぎた 季節のあとで
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっと きれいになった

動き始めた
汽車の窓に 顔をつけて
君は何か 言おうとしている
君の口びるが
「さようなら」と動くことが
こわくて 下を向いてた
時が行けば 幼い君も
大人になると 気づかないまま
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっと きれいになった

君が去った ホームに残り
落ちてはとける 雪を見ていた
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっと きれいになった


5.くじらのスーさん空を行く

作詞:かんべかずお
作曲:吉田拓郎

西の空に赤い雨さんが降った時
クジラのスーさん お空を泳いできた
北の旅で 風邪をひいたクジラのスーさん
大きな クシャミを二つ三つ
すると スモッグ灰色のお空は
青い青いお空になりました

北の空にキラキラ星さん降った時
クジラのスーさん お空を泳いできた
南の旅で のどのかわいたクジラのスーさん
海のお水を ゴクリとのんだ
すると ヘドロ ウヨウヨの海は
きれいな きれいな海になりました

西の空に真赤なお陽様沈んだ時
クジラのスーさん お空に消えた
あてない旅さ いつまで続くクジラのスーさん
今日もよごれた町へとんでゆく


6.星の長距離電話

作詞:イルカ
作曲:イルカ

引き出しをあけたら なつかしいにおい
それは二人の縞模様のセーター
お人好しの星の子たち
あの人にどうか つないで下さい
遠い遠い長距離電話を

ダイヤル廻すふりして 今夜も
昔のあなたへかけています
こんなきれいな夜だから
空を見たくて 泣いてしまいそうだから
一人言の長距離電話

お人好しの星の子たち
あの人にどうか つないで下さい
遠い遠い長距離電話を


7.夢の人

作詞:イルカ
作曲:イルカ

いつもあなたは 私の事を
“幸せな人”って言うけれど
私にだって なやみはあるし…
でもそれは 言わない

あなたが いつも楽しいのなら
私は幸せ
一人でいつも 思っています
いつまでもあなたの
夢の人でいたい


8.君は悲しみの

作詞:イルカ
作曲:イルカ

きのうの事さえ 思い出せない程
ぼくはいつも 疲れてた
そんな時 熱いジャスミン茶のゆげの中に
ぼくを そっと眠らせてくれた
君は やすらぎの人
ぼくは ぼくの事しか見えなかった
君が泣いてるなんて 知らなかった
君はぼくの為に生きてくれたやさしい人
君は悲しみの
君は悲しみの
君は悲しみの やすらぎの人

何も告げずに 一人 旅に出て
雨の日突然帰った ぼくを
迎えてくれたのは
灯がついた 明け方の部屋と
眠ったふりした君
君はやすらぎの人
ぼくは ぼくの事しか見えなかった
君が泣いてるなんて 知らなかった
君はぼくの為に生きてくれたやさしい人
君は悲しみの
君は悲しみの
君は悲しみの やすらぎの人


9.片想いの少女へ

作詞:イルカ
作曲:イルカ

世界中で一人きり
そんな夜はだれにもあるもの…
夢みる少女の頃は
毎日ビーズに糸を通してた
喜びも悲しみも
ステキな物をつくりたかった
あの日 あなたの瞳に会って
海草の様に揺れた心
貝殻も小石も輝く
夢のふもとまで行きたい

胸に白い波飾り
あなたの肩によりそいたい
だれもが眠りにおちた
おぼろ月夜の渚の様に
夜の窓辺で 灯もつけず
あなたは だれを想っているの
でも私の悲しい夢
いつかかなえられる気がして

夜の窓辺で 灯もつけず
あなたは だれを想っているの
一人でいる夜は
私さみしい
私さみしい
それしか言えない

私さみしい
私さみしい
それしか言えない
ララララ ララー ララララ ララー


10.雨の物語

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

化粧する君の その背中がとても
小さく見えて しかたないから
僕はまだ君を 愛しているんだろう
そんなことふと思いながら

窓の外は雨 雨が降ってる
物語の終りに
こんな雨の日 似合いすぎてる

誰もが物語 その1ページには
胸はずませて 入ってゆく
ぼくの部屋のドアに 書かれていたばすさ
“とても悲しい物語”だと

窓の外は雨 あの日と同じ
肩を濡らした君が
ドアのむこうに立っていたのは

窓の外は雨 雨が降ってる
いく筋もの雨が
君の心のくもりガラスに


11.あしたの君へ

作詞:イルカ
作曲:イルカ

手を出してごらん すてきな物をあげよう
小さな種が眠ってる 目覚めさせるのはだれかな?
小さな指じゃささえきれないほど
たくさんの土をあげる
さあ太陽と水を さがしに行きなさい
何千年も先のおまえの子供のために……

手をはなしてごらん 動いてるのがわかるよ
小さな虫が生きている お金では買えない物だよ
かあさんのもとに帰したら
いつまでも仲よしでいられる
さあ空や風をさがしに行きなさい
何千年も先のおまえの子供のために……

目を覚してごらん 生きているのがわかるよ
今日が始まっている まわりを見回してごらん
手でふれてごらん
そこにあるものすべて 私達の子供
さあ空や風をさがしに行きなさい
何千年も先のおまえの子供のために……


12.バラのお嬢さん

作詞:イルカ
作曲:西岡たかし

君がまだ小っちゃな頃から
ぼくは君の事見ていたよ
今ではすっかり きれいになって
お日様でさえ はずかしそう
君はぼくの庭に咲く バラのお嬢さん

ぼくは散歩に出かけても
すぐに帰ってくるよ
近頃悪い虫が多いからね
ぼくが守ってあげるよ
君はぼくの庭に咲く バラのお嬢さん

なぜか今日はため息ばかり
ぼくに何か話してごらんよ
できる事なら ぼくのもけい飛行機にのせて
君に南の海を見せてあげたい

君がまだ小っちゃな頃から
ぼくは君の事見ていたよ
今ではすっかり きれいになって
お日様でさえ はずかしそう
君はぼくの庭に咲く バラのお嬢さん

なぜか今日はため息ばかり
ぼくに何か話してごらんよ
できる事なら ぼくのもけい飛行機にのせて
君に南の海を見せてあげたい

君がまだ小っちゃな頃から
ぼくは君の事見ていたよ
今ではすっかり きれいになって
お日様でさえ はずかしそう
君はぼくの庭に咲く バラのお嬢さん


13.月下美人の咲く夜に

作詞:イルカ
作曲:イルカ

南の島ポリポリ島 夜になると聞こえてくるよ
オトナたちがコドモに こわいお化けがいるんだって
GOOD NIGHT GOOD NIGHT 早くねない子は
こわい こわい お化けに食べられる
ムリドン ムリドン ムリドン

ところがそのムリドンは 心やさしいおくびょう者
友達がほしいな ばくお化けじゃないんだもん
MOON NIGHT MOON NIGHT 一人きりの夜
MOOON LIGHT MOON LIGHT ぼくの涙みないで
ムリドン ムリドン ムリドン

ある日ジャングルの中で 子どもたちと遊んだんだ
月下美人の咲く夜に ぼくら友達になれたんだね
MOON NIGHT MOON NIGHT さみしかった夜
GOOD BYE GOOD BYE 友達ができたから
ムリドン ムリドン ムリドン

南の島ポリポリ島 夜になると聞こえてくるよ
オトナたちがコドモに 今はこんな風に言うんだよ
GOOD NIGHT GOOD NIGHT 早くねない子は
えらい えらい ムリドンみたいになれないよ
ムリドン ムリドン ムリドン


14.サラダの国から来た娘

作詞:イルカ
作曲:イルカ

季節の変わり目さえ 気づかない程
ぼんやりしている あなたに
まざり毛糸あつめて マフラーあんで
秋の野原をかけてあげたい
私 あなたの所へ お嫁に来ました
私の夢と心を かごにつめて
サササ サラダ サラダの国から来た娘

あなたがねむってる部屋の窓の
カーテンをそっと 開けてあげたい
そうしたら あなたはウム〜朝が
一番好きになるはず
私 あなたの所へ お嫁に来ました
遠い国から来たのに あなたはお留守
サササ サラダ サラダの国から来た娘

夜が来て ふくろうがないても
私こわくない ここで待ってる
あなたが心を 開けてくれるまで
ひざをかかえて 一人すわってる
私あなたの所へ お嫁に来ました
私の夢と心を かごにつめて
サササ サラダ サラダの国から来た娘


15.しあわせ

作詞:イルカ
作曲:イルカ

悲しくて悲しくて 泣くのはつらいけれど
そんな時は幸せなのかもしれない
これから 幸せの波がうちよせる
それを待てば よいのだから
庭の柿の実を見てごらん 去年は少しだったけど
今年はたくさん実をつけた 庭の柿の実を見てごらん

とっても楽しそうな 笑い声は悲しいね
なんだか 孤独にさせるよね
もし毎日が楽しいだけの日々ならば
友だちなんて出来ないかもしれない
何もわからないから ぼくは生きる
たくさん苦しみをうけとめて
君が困っている時は
助けてあげられるようになるかもしれない

楽しく楽しく毎日暮らせたら どんなに幸せだろうか
人はみな同じ事を思っているけれど
それならなぜ
かわいい子に旅をさせたいと思うのだろう
何もわからないから ボクは生きる
君だけが泣いてちゃいやだ
ぽくは幸せになれない
君だけが 泣いてちゃいやだ


16.いつか冷たい雨が

作詞:イルカ
作曲:イルカ

雪がふる駅の片すみで だれにも いたずらされない様に
うずくまっている年老いた犬 パンをあげても 見てるだけ
時が来れば 汽車にのる私
泣く事の他 何もしてあげられない私

広い道路の真中で ひかれてしまった みけ猫
その上を何台もの車が 通りすぎていく
思わず目をとじてしまった 私を許して下さい
みんなだって そう思っていると信じたいのです
牛や鳥やおさかなも 人間の為にあるのよ
サァ残さずに食べなさい
そんな風に言うおかあさんには なりたくありません
でも私だって 食べて育ってきたのだし
虫だって 殺した事もあります

だから だから お願いです
もう役に立たなくなったら
すててしまったり 自分本位でかわいがったり
小さなオリに閉じこめて
バカにしたり きたながったり
人間だけが えらいんだ なんて ことだけは思わないで下さい
人間以外の物達にも もっとやさしくして下さい
同じ時を生きているのだから
朝が来れば 夜も来るし
生まれて そして死んで行く
私が土になったら お花達よ そこから咲いて下さい


17.海岸通

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

あなたが船を選んだのは
私への思いやりだったのでしょうか
別れのテープは切れるものだと
なぜ 気づかなかったのでしょうか
港に沈む夕陽がとてもきれいですね
あなたをのせた船が小さくなってゆく

夜明けの海が悲しいことを
あなたから教えられた海岸通
あなたの言うとうり妹のままで
いたほうがよかったかもしれない
あなたがいつかこの街離れてしまうことを
やさしい腕の中で聞きたくはなかった

まるで昨日と同じ海に波を残して
あなたをのせた船が小さくなってゆく


18.十九の春に

作詞:イルカ
作曲:イルカ

私あなたのお部屋にうかがう事が
今の所一番の夢だったの
いつもきちんとしてる あなただから
きっときれいに
片付いていると思ってた
だけど散らかったお部屋

あなたにしてあげられる事を
みつけた様で
このまま二人で
くらしてみたい…
十九の春にまよってる

あなたがお茶を入れて下さる間に
部屋の中を見回してみたの
ポスターにジェラシー
ノートの間の白いふうとう
気になるけど見ないふりした
知らないイニシャル
大事な人かしら?

「恋はゲームよ」って友だちは
いつも言うけれど
愛は素顔で 見つめ合いたい…
十九の春にまよってる

いつもあの街角で会う時の
シャツがかかってる
今私はあなたのお部屋
十九の春にまよってる
十九の春にまだまよってる


19.夜明けのグッドバイ

作詞:イルカ
作曲:イルカ

このまましあわせそうなふりをして
夜が明けてしまう前に
ひとり歩いて行く 涙みせずに
あなたの寝顔に Good-bye

いつでもそう あなたの寝息だけが
ひびくこの寒い部屋の中で
私ひとりだけ目が覚めていた
こんな気持ちあなたは知らない

あの頃は暗闇を
手さぐりで歩いた
ふたりだけど いつも愛が
ふたりだけど いつも愛だけ
見えていた

いつも車で送る人のこと
何も聞かずに待っていたのに
知らないふりをして 抱きしめるだけ
偽りのぬくもりはいらない

早く心が揺れないうちに
あなたの腕からすりぬけてみせる
自信ありげなあなたのほほに
お別れのくちづけ Good-bye

あの頃は暗闇を
手さぐりで歩いた
ふたりだけど いつも愛が
ふたりだけど いつも愛だけ
見えていた

あの頃は暗闇を
手さぐりで歩いた
ふたりだけど いつも愛が
ふたりだけど いつも愛だけ
見えていた


20.すべてがラブ・ソング

作詞:イルカ
作曲:イルカ

恋のうたは甘いだけと
思ってたのに きのうまでは
胸の上に手をおけば
聞こえてくるラブ・ソング

初めて聞く鳥のうたが
今の私にはラブ・ソング
波の音は寝息に似て
新しい生命

空はJohn 大地はYoko
二人が愛し合い
すべてが生まれた
すべてがラブ・ソング
すべてがラブ・ソング

あなたの心に入りたい
土にしみこむ水の様に
さりげなく暮らせたら…
空気の様に

すべてのものを愛せたら
みんなの願いと信じたい
胸の上に手をおけば
聞こえてくるラブ・ソング

空はJohn 大地はYoko
二人が愛し合い
すべてが生まれた
すべてがラブ・ソング
すべてがラブ・ソング
すべてがラブ・ソング


21.我が心の友へ

作詞:イルカ
作曲:イルカ

みんな私の前から去って行ってしまう
さよならの言葉は聞きたくないけど
きっと又いつか会えると信じていても
いいよと答えてほしかったのに……

時の流れをあやつれたら
すべて夢だった事にして
あなたを引き止めたのに

いつも別れは突然 わがままなもの
愛する人々を引き裂いて行く
どこか知らない街で会える そんな気がして
いつでも汽車の窓から外を見てます

あなたの名前を口にしなくても
ふともらすため息のその中に
あなたがいつもいるのです

今もあなたの笑顔が私には見える
私の笑い声も聞こえていますか?
ひとつひとつずつ言葉をくり返しては
この広い空の下で生きて行きます

時の流れがすべての事を
想い出とすりかえて走り過ぎても
あなたを忘れはしない


22.まあるいいのち

作詞:イルカ
作曲:イルカ

ぼくから見れば
小さなカメも
アリから見ればきっと
大きなカメかな?
みんな同じ生きているから
一人にひとつずつ 大切な命

ぼくから見れば
大きな家も
山の上から見れば
こびとの家みたい
みんな同じ地球の家族
一人にひとつずつ 大切な命

ぼくから見れば
東と西も
よその星から見れば
丸くてわかんない
みんな同じ宇宙の仲間
一人にひとつずつ 大切な命

二つの手のひらほほにあてれば
伝わるぬくもり まあるいいのち
ラララ…


23.真冬の天使

作詞:イルカ
作曲:イルカ

この広い空の下 どこにでも天使はいるの
あの街角にも 雪のない砂漠でも
いつも心は ふるえてる

眠ってる時には オトナも天使にもどれる
目が覚めたら そのままの心を
持って一日を すごせたらいいね

100枚セーターが あっても
着る時は 1枚あればいい
みんなが 暖かくなる事
それが 本当のしあわせ

生まれくる子供たち 皆んな私たちの天使
泣いてる天使を 見かけたらあなたの愛で
抱きしめて あげて欲しいの
一つのパンは 小さくても
わけたら 心がふくらむ
みんなが 暖かくなる事
それが 本当の幸せ

みんなが 暖かくなる事
それが 本当の幸せ

この空はひとつ
君とつながってるね
海と大地と私たちも

心の窓そっと
あけてごらんよ
そこにはいつもちいさなそら


24.枯葉のシーズン

作詞:イルカ
作曲:イルカ

まさか あなたと「さよなら」なんて
いつまでも 一緒と思ってたのに
二人約束したわけじゃない
いつのまにか いつも二人でいただけ
若葉のシーズン 恋に恋してた
枯葉のシーズン 今ははなればなれ
こんな寒い季節に
人恋しいシーズン

あなたがあんまり いい人だから
バカな私ね その気になって
あなたの事なら みんなわかってる
「さよなら」は決して 言えない人
若葉のシーズン 恋に恋してた
枯葉のシーズン 今ははなればなれ
こんな寒い季節に
人恋しいシーズン

舗道の枯葉 風に散らされ
もどれないのね アスファルトの道じゃ
私も帰れる 愛がないの
せめてきめてよ 後姿を
若葉のシーズン 恋に恋してた
枯葉のシーズン 今ははなればなれ
こんな寒い季節に
人恋しいシーズン
人恋しいシーズン


25.Follow Me ~オリジナルヴァージョン~

作詞:イルカ
作曲:イルカ

本当は明るい人が好きなのね
電話の音ばかり気にしているわ
肩にふれてる指先さえも
あの頃のあなたを感じられない

Follow Me そう言って
Follow Me きっと きっと
Follow Me ひきよせて
もう少しそばにいてよ
Follow Me そう言って
Follow Me きっときっと
Follow Me かわれるわ
ついて行く もう一度

夏が過ぎる頃私はひとりね
そんな時あなたもさみしければいいのに
別れの予感を吹き消す様に
街角でかまわない 抱きしめてほしい

Follow Me そう言って
Follow Me きっと きっと
Follow Me ひきよせて
もう少しそばにいてよ
Follow Me そう言って
Follow Me きっときっと
Follow Me かわれるわ
ついて行く もう一度


26.もう海には帰れない

作詞:秋元康
作曲:林哲司

夏には早いけれど 1人バスで来てみた
地図にも載らないくらい 小さな海岸
防波堤のすぐ隣が 二人の指定席

この海を忘れられるほど
愛した日は遠くない
思い出に変えてしまうほど
今の私 強くない

夕陽が沈むように 静かに恋は終わり
あなたと そう友達も 失くしてしまった
人の心 歩きにくい 波打ち際みたい

この海に連れて来ないでね
彼女だけは お願いよ
“サヨナラ”の最後の言葉を
今だって 恨めない

引き潮が 思い出を連れ去って
あの頃が波音に変わってく

この海を忘れられるほど
愛した日は遠くない
“サヨナラ”の最後の言葉を
今だって 恨めない


27.時の子守唄

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

あなたがいつか大人になって
この家を出てゆく そんな日がきても
愛する人に めぐり逢ったら
その人と離れずに ついてゆくのよ
あどけない その寝顔
どんな夢 見てるのかしら
時よ この子を 守って下さい

あなたがもしも悲しい愛で
傷ついて泣いてたら 帰ってくるのよ
たとえ遠くで 暮らしていても
この家はあなたの 生まれたところ
頬よせる 手のひらで
どんな夢 つかむのかしら
時よ この子を 守って下さい

あどけない その寝顔
どんな夢 見ているのかしら
時よ この子を 守って下さい


28.なごり雪~ハングル・日本語ミックス・ヴァージョン~


29.ラピスの丘で ~Lapislazuli~

作詞:イルカ
作曲:イルカ

ラピスの丘の上 あなたが待っている
両手を差しのべて ここまでおいでよと

ラピスの丘の上 風が吹きぬけてく
いくつもの時代が 白い雲のように

「いつ君に会ったのか想いだせない」
ひとりごとみたいに あなたは私につぶやいた

そうよ心に描く事は 二人同じ
遠い音 きっとどこかで一緒にいた様で

ラピスの丘の上 時空を飛び越えて
今ここで あなたに再びめぐり会えた

あなたが書いた地図を指でたどり
小さな旅も いつか一緒に行けると思ってる

どこへも行かないで 目を閉じれば
あなたが すぐに見えるよ 自由と夢の国も

ラピスの丘の上 淋しさを暖めて
君を待っているよと あなたがくれた言葉

ラピスの丘の上 あなたが待っている
両手を差しのべて ここまでおいでよと……


30.夢ひとり

作詞:美空ひばり
作曲:イルカ

春になると 恋が芽生え
人並みの幸せ もとめたの
だけど何時も 枯葉が舞い
何処かへ 何処かへ にげてゆくの
秋が来るのが 早すぎる
秋が来るのが 早すぎる
凍える私を 支えてくれた
命の歌を 何時でも胸に
これからはひとり 今日まで来たけれど
母の愛に包まれながら
これからはひとり 喜びも悲しみも
愛をなくした 私は生きる
夢を見るには 遅すぎるかしら

冬が来る 凍えるような
私に似合いすぎる 雪だわ
燃えるこの手で 溶かせれば
苦しいほどに 死にたいほどに
女の涙 知らずとも
歌の涙 知ってる私
それでそれだけで 明日に向かって
命の歌と 羽ばたく私
これからはひとり 今日まで来たけれど
母の愛に包まれながら
これからはひとり 喜びも悲しみも
愛をなくした 私は生きる
夢を見るには 遅すぎるかしら

これからはひとり 今日まで来たけれど
母の愛に包まれながら
これからはひとり 喜びも悲しみも
愛をなくした 私は生きる
夢を見るには 遅すぎるかしら
命の歌を 何時でも胸に…


31.エニー・キイ・OK!!

作詞:イルカ
作曲:イルカ

When I was still a little cupid from heaven.
I watched the love of two,
Wishing to be your daugther.

The house where I was born.
Day and night was night and day.
For my daddy is a jazz man.

Though we were not rich.
Swinging we were around the house.
For my daddy is a jazz man.

Any Key OK!! That's the way you live.
Any Key OK!! Those words are like magic.
Anything I could over come is the gift to me you give.
Anything I could over come is the gift to me you give.
Any Key OK? Any Key OK!!
Anything I could over come is the gift to me you give.

Can you imagine me all grown up.
How wonderful to stand on the same stage.
For my daddy is a jazz man.

Any Key OK!! That's the way you live.
Any Key OK!! Daddy you are the real pro.
Anything I could over come is the gift to me you give.
Any Key OK!! You accepted everything of me.
Anything I could over come is the gift to me you give.


32.こころね

作詞:イルカ
作曲:イルカ

こころね 胸の奥深く
こころね 永遠にある光
こころね いつも見失うけど
くもったら みがき直せばいい たとえ何度でも

この秋の日に 稲穂が 安らかに
横たわってる 育てられた 大地に
別れを 告げて たわわに輝く 子供たちは
旅立つんだ 命をつなげる為に

こころね 胸の奥深く
こころね 永遠にある光
こころね いつも見失うけど
くもったら みがき直せばいい たとえ何度でも

出来るだろうか? 私達おとなは
この時代と言う つかみどころのない星から
おさな過ぎる 魂を育てて 次の星へ
手渡すことが 出来ると言えるかな?

こころね 胸の奥深く
こころね 永遠にある光
こころね いつも見失うけど
くもったら みがき直せばいい たとえ何度でも

こころね… Hum…
こころね… Hum…
こころね… Hum…
こころね……